Daylight
Daylight|Blue
Daylight|Blue

光という存在は、目に見えるようでいて見えない不思議な存在
です。それでもぼくは、そんな光の中に存在している温度を、
なんとしても写真の中に定着させたいと、そんな世界をずっと
探し続けていました。そして、とにかく自身にとってのあかる
いところを探している中で、偶然にも奄美と出会いました。す
ると、その土地は眩ゆいばかりの光溢れるところであったのは
もちろんのこと、そこに暮らす人々も含めて、とてもあたたか
いところでした。そして今、奄美で感じたあたたかい光の世界を、
不思議なことに北国の津軽の中でも見つけることが出来ました。


[ 菅原一剛 プロフィール]
1960年札幌生まれ。
大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業後、早崎治氏に師事。
フランスにて写真家として活動を開始して以来、数多くの個展
を開催。
1996年に撮影監督を務めた映画「青い魚」は、ベルリン国際
映画祭に正式招待作品として上映される。
2004年、フランス国立図書館にパーマネントコレクションと
して収蔵される。
2005年、ニューヨークのPace MacGill Gallery にて開催され
た「Made In The Shade」展にロバート・フランク氏と共に
参加。


[書籍概要]
名称:Daylight | Blue
発売:2013年8月23日
価格:6,300円 ( 税込み)
仕様:2冊1組 各68P 320H X 257W mm
言語:英語
ISBN:978-4-86100-894-8
デザイン:丸山 新(&Form)
編集:WOW
制作:WOW, 一原社
発売:BNN新社
出版:WOW

Blue
Blue
Blue

写真を始めて間もない頃、それがモノクロ写真だったこともあっ
て、具体的に写っているもの以上に、むしろその世界に存在し
た“ 光の残像” のようなものが映し出されているような印象を
受けました。そして時折、そんな一枚の写真の中に、そこに存
在する色や香りが響き合うすがたと共に、自身の小さな思いの
ようなものを、偶然にも映し出されることがあります。ぼくは、
そんな自身の日常の未分化な世界の中に、ある種の温度のよう
なものを探し続けていたのかもしれません。そしてそのすがた
は抽象的でもなく、かといって具象的でもない、まるで夢のよ
うな世界でした。


また同年、アニメ「蟲師」のオープニングディレクターを務め
るなど、従来の写真表現を越え、多岐にわたり活動の領域を広
げている。
近年は、光の眩しさを写真にとらえる方法として、湿板写真な
どを探求し、写真の古典技法と最新のデジタル技法を組み合わ
せることで、今までにない新しい写真を作り出している。
2010年、サンディエゴ写真美術館に作品が収蔵される。
2011年、個展「The Bright Forest」Trunk Gallery,Seoul
2012年、個展「Tsugaru」Leica Ginza Photo Salon,Tokyo

 

[書籍に関する問い合わせ]
ワウ株式会社
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