2002/09/25

 
     
     
  午前6時起床。ゆっくりしようと思っていたが何故か目が覚める。ホテルの窓を開けると仄かに海風から塩の臭いを感じる。人気の少ない朝の名瀬の街を散歩していると何人かの人が挨拶をしてくれる。これもまた奄美。昨晩は西條さんの同級生がやっているお店で夕食をご一緒していると、同僚の安田さんがミズキさんという島唄唱いの女性と共に合流。そこでも楽しい一時。仕事の電話が何本か入るも、別に現実的なことが切り離されてはいない不思議な立ち位置?本日はこれより今回の目的地、加計呂麻島の実久に向かう。そこは奄美の南端の小さな集落。どうやら携帯も通じないらしい。何より気になるのが肝心の天気が下り坂。雨こそ降らないらしいが曇りの予報。旅が始まる港の空。@名瀬
レンタカーを借り一人、いくつかの長いトンネルを抜け、奄美の深い山間を古仁屋港に向かって南下する。途中、時間が少し余ったので、それこそ今話題の元ちとせさんの故郷でもある嘉徳という集落に立ち寄る。集落に下る細い道に入ると、不思議と曇っていた空から光が差し込んできた?これは吉報と思い、集落に入って車を止めてカメラ片手に散歩。小さな小学校があって、その横のアダンの茂みを抜けると美しい浜辺が拡がっていた。サーフィンをする子供が一人、それを見守る母親一人しかいない、夢のような光景。再び集落に戻って散策するも道を歩く人は誰もいない。商店も見あたらない?ぼくは自分自身が何処にいるのかを完全に見失う。この感覚はやけに懐かしい感じがする。ふと目の前を横切る猫に自分を見つけた。覚醒するほどに純粋な世界がここにはある。きっと人々の暮らしは大変な部分もあると思われるが・・・そんなことを考えていたらまた曇ってきた。@嘉徳にて
 
 
 
 
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