2002/09/26
ぼくは彷徨っている。彷徨っているとはこういうことだと思う?昨夜は密かな楽しみにもなっている?多くの感想メールも読むことが出来ず。それというのもここには通信手段が全くない。昨日は曇り空の中、古仁屋港を出港しおよそ30分程度で加計呂麻島の瀬相港に到着すると、不思議なことに天気予報を吹き飛ばし?雲間からどんどん青空が拡がっていった。この強運を生かすべく?車で於済〜花富といくつかの美しい集落を回って、目的地の実久入り。徐々に曇り始めた空と同様にというか、空のせいにしながら、何かがぼくを悩ませる。ひとり防波堤に座って海をボーっと見つめながら様々な思いを巡らせる。もちろん実久はとても良いところなのである。しかし不思議と盛り上がってはいない?海を見ながら沖縄のコザを思い出す?泊めていただいた民宿は、それこそ初めて会った人の家の一室に突然、泊めていたいたような感じ。嫌なわけではないが、当然照れもある?それにしてもこうやってひとりになると、余計に写真を撮ることが怖くなる程に写真のことばかり、頭の中を駆けめぐっている。病気かも?昨晩は強い雨が降り、その音で目が覚める。雨上がりの朝の光がいい感じ。喜びも付かぬ間に雲が増えてきた。天気が回復することを祈って、これより島を回って、今日は夕日の名所としても有名な、外海の西阿室に向かう。それにしても加計呂麻島はステキな場所。日本という国の原形がここには今でも残っていることは学者でないぼくでもよく分かる。そして自身の写真のヒントもここにある。それを確かめるように彷徨う空。@実久
朝から時折、スコールのような雨が降ったり、雲間から青空が現れたりの繰り返し。今も雨があまりにもすごくて外にも出られずに、車の中にて再更新。唐突だが遂に見つかったのである!奄美に来てからずっと探していた、日常という光景と人々の生活の光景との交錯とでもいうのであろうか?能書きはどうでもいいけど、そんなものを探して彷徨っていたような気がする?夕日の名所でもある西阿室は、奄美の中でももっとも沖縄に近い。聞こえてくるラジオも沖縄放送。それ故に古くは琉球王朝からの侵攻、薩摩藩の抑圧、そして第二次大戦でも多くの犠牲を払ってきたものと思われる。その上ここは台風をモロに受けるはずである。そんな数々の戦いの中で、この集落の人々はより一層の人と人との結びつきを学んでいったような気がする。生憎の天気で夕日は望めそうにないが?ここにはそれのも負けない程の暖かい人々の顔と暮らしを見つけた。
辿り着いた探し求めた空。@西阿室
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