2002/02/25 「第一回湿板人体実験」の結果報告


遂に始まりました。とはいうものの「今日の空」でいっぱいいっぱいで?「イチゴウ日記」は久しぶりの更新。それもあって、始まったと言っても多くの読者には何のことだか判らないかもしれないけど、わかりやすく言うと「湿板写真」というのは字のように乳剤が濡れていて、しかも濡れているうちに撮影をしなくてはいけないという非常にローテクな写真なわけです。一般的なところでは「坂本龍馬の写真」というのを眼にしたことがあると思うけど、あれが湿板写真である。


乾燥中の湿板ネガ、左よりゆきさん、ぼく、まどかさん、チャッピーMotoyuki Kubo

2002年2月23日の日曜日、場所はぼく自身も暫くの間、間借りをしていた?海岸のパイナップル・アソシエイツのスタジオを借りての撮影。スタジオ内には本番さながらにテントを改造した?移動暗室を設立して、多分人類初と思われるストロボによる人体の撮影。それこそ坂本龍馬の時代にストロボなどがあるはずはない。しかもこの湿版写真における「コロディオン」という乳剤は基本的に紫外線に対して感光するといった特性を持っている。日焼けサロンのライトでも持ち込めば良いのだろうが(笑)それでは実験とはいえないので、もしかしたら写らないかもしれないけどストロボで試してみる。

 
スタジオ内に設営された移動暗室とその内観

まずはライティングである。幸い何時間でも微動だにしない一流モデル「chappie」の登場でテストを何度と無く繰り返すことが出来た。(多謝!)

 
「chappie」をセッティングするgroovisionsの辛島さんと入り組んだライトスタンド

ストロボの数は何と2400W/Sを24台フル発光といったこの上ない大光量!!写真を少しでもやっている人は分かると思うけど、これだけ焚いて絞りは「f5.61/2」といった感度しかないのである。しかもフイルムサイズは8×10だから、完全なる開放状態である。そんな状態ではあるのだが、暴騰にもあるようにとにかく写ったのである!
途中ではセーフライトが被ったり、乳剤が足りなくなったりと予定を大幅に越えてしまった撮影であったが成功したことが何よりも嬉しい。しかも今回の撮影?は多くの人々の協力によって成り立っている。その部分も含めて書きたいことは山ほどあるのだが、きりがないので本日はまずは「第一回湿板人体実験」が成功を収めたことを報告するに留まることにする。

 
乾燥中のネガと黒いものを背景にするとポジ像が浮かび上がる「アンブロタイプ」

皆さん本当にお疲れさまでした。この場を借りてお礼を申し上げます。
ではまた、次なるレポートをお楽しみに。

追伸
おかげさまで「今日の空」のアクセス数が凄いことになっているらしい?
確かに毎日は大変なのですが「空」がぼくの中でも益々大事なものになっていきます。
今後ともよろしくお願いします@イチゴウ


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