2000/03/23
三宅島
サタドー岬に打ち上がる波しぶき昨日、今日と「ソトコト」の次号「Tokyo Seventh Island」の表紙?及び巻頭特集で、久しぶりに三宅島に行って来た。
今回、初めて一緒に仕事をした「空」の編集長でもある遠藤昇氏と剣太郎セガールを連れて三宅島でファッション写真?を撮ったわけである。スタイリストは北村勝彦氏(都合?で来れなくアシスタントのエイト君が同行)、そして現地ではネイチャーガイドでもありサーファーでもある海野義明氏が僕たちを案内してくれた。
羽田より飛行機に乗り、およそ40分で三宅島に到着する。(剣太郎が遅刻し、ぎりぎりで飛行機に何とか乗り込む)そして 僕たちは着くなり撮影を開始した。
海野さんが光の都合も考えて、まずはサタドー岬に向かった。最初は噴火口のそばに剣太郎を立たせて、粉々になった黒い溶岩の砂利と海といったシンプルなシチュエーションで撮影を始める。もちろん大成功!(次号「ソトコト」をお楽しみに)そしてその後が凄かった!この上の写真の波しぶきの中で剣太郎は座禅を組んだのである!(もちろん水しぶきを浴びながら)ここでお見せできないのが残念だが、すべてのカットがうまく行ったと思う。剣太郎ありがとう!とにかくお楽しみに!三宅島に来たのは5年ぶり?だが、改めて着くなり感動した。手つかずの自然というか、剥き出しの自然のパワーに圧倒された。三宅島というのは言うまでもなく、現在進行形の活火山の島で、しかも黒潮の通り道でもある。様々なものが入り交じりながらも非常にシンプルなかたちを見せ、その上、今回 同行した遠藤さんも、ガイドの海野さんも生粋の本物であった。
視覚的に飛び込んでくる様々な風景を見た後、夜な夜な僕たちはいろんな話をした。何だかまた新しい仲間が見つかったような気がして、嬉しかった。僕たちは、先日遠藤さんが8ヶ月の娘と初めての家族旅行に来たときに宿泊したという「蔵王荘」という民宿に泊まった。玄関先には3,4匹の猫がウロウロしていて、雑然としている。しかし、その雑然とした風景もいつしか「蔵王荘」独特の秩序があるように思えてくるのは、ひとえにここのおばちゃんのキャラクターのせいのような気がする。本当に良いおばちゃんだった。遠藤さんも
「そこはボロイけど、飯はうまいよ!」と言っていたとおり、食事は最高だった!その中でもさすが三宅島、鰹(かつお)の刺身は絶品だった。とにかくすべてうまかった。(アシタバのサラダもうまかったなぁ)
おばちゃん、本当にありがとうございました。
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旅館「蔵王荘」の外観(猫が写っていないのが残念!)
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左:「蔵王荘」の朝食(夕食を撮り忘れたのが残念?)右:三宅島特産野菜「アシタバ」当初、僕たちは、4日間のスケジュールを組んでいた。しかし三宅島という所は天候が不安定で、ひとたび低気圧でも近付こうものなら、2,3日は飛行機も船も欠航となってしまい身動きが取れなくなってしまうのだそうである。遠藤さんも前回来たときは、2日間「蔵王荘」で待機したと聞いている。
昨日の天気予報で、僕たちは低気圧の接近を知った。海野さん曰く、「2日、いやもしかしたら3日間帰れないかもしれないですよ。」と言う忠告を受け、急遽予定を変更し、本日戻ってきた。4日でやるはずだったものを2日でやったわけだから、それはそれで大変ではあった。しかし僕にとって三宅島という非現実ではあるのだが、すべてのことが根元的に当たり前のように存在するこの地では、そのテンションがかえって逆さまにいい結果を生んでくれたような気がする。本当だったら、もっとゆっくりと、じっくりと三宅島を、この目の前にある風景を見ていたかった。当初行くはずだった「御蔵島」にもやはり行ってみたかった。(今月は三宅島、御蔵島間の連絡船はたった2回しか往復してないそうである。)
夜な夜な遠藤さん、海野さんと話した「黒潮」の話、「人類36億年のきれい」という話、などなど。三宅島にまつわる話はここで語りきれないほど、尽きることがない。近いうちに「明るい部屋」で書いてみようと思っているが、そんなこんなでたったの2日間だったが、 僕は後ろ髪を引かれるような気持ちで、三宅島を後にした。
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長太郎池の横から見える「御蔵島」また明日から、しばらくここ「東京」で仕事が詰まっている。と思ったのだが、そう言えば「三宅島」も「東京」なんだよね。
そう思ったらまた元気が出てきた。
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左:何と!「三宅島」の車はすべて品川ナンバー 右:「雄山」での撮影を終えバスに戻る「剣太郎セガール」
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