2000/05/27 40歳、北海道。



昨日、ついに40代を迎えました。もっと感慨深いものがあるかと思ってたのだが、それほどのものでも今のところはない。それより、僕は2歳まで札幌にいた。よって札幌生まれなのである。しかし北海道出身という意識がまるで無い。まるで無いどころか、ここが日本だとはなかなか思えない。それでも、何となく自分が生まれたところというのは気になるものである。
そして今、皮肉なことに40歳の誕生日を北海道で迎えた。だいたいいつも誕生日となると家で迎えることはまず無い。芸人の悲しい性だろうか?
今回は商品名を今ここでは書けないが、新しいたばこの撮影で北海道に来ている。


夜明けの「美瑛」の丘に立つ40歳の僕

天候的には苦しい状況ではあるが、持ち前の運と気力で何とか光を呼び込んでいる?まだ完全な絵は撮れていないのだが、何となく大丈夫なような気がしている。(そう思い込むしかないものね?)
そういえば久しぶりの美瑛、富良野である。もしかしたら大学生の頃訪れた以来かもしれない。北海道には仕事でたびたび訪れることがあるが、このあたりは本当に久しぶりである。

この雄大な風景は確かに美しいし、空気もうまい。(当然たばこもうまい?)しかし何か物足りなさを感じるのは僕だけであろうか?景色だけを見ているとここは日本ではない。しかし行き交う人々は当然ながら日本人である。ここが問題なのである。僕は以前から思っていたのだが、アイヌの人と沖縄の人は本当に顔が似ている。彼らこそがネイティブな日本人なのではないかと感じている。大陸からの力に押され北と南に追いやられてしまったのではないだろうか?(これは僕の勝手な思いこみで何の裏付けも無いのですが)

何より沖縄というのは、僕にとって今、世界で一番好きな場所であったりする。その理由はその気候風土、文化もさることながらそこに暮らす人々の何とも前向きで実直な感じが、本来日本人が持ち合わせていた大切なもののひとつであったと思われ、そしてそれによってもたらされるエネルギーを僕自身が今、必要としているのである。

それに比べて北海道はどうしたものだろうか?経済的に苦しい状況が続いているのは沖縄とて同じこと、やはり寒いからなのであろうか?とにかく勢いがない。ここ旭川の街中も夜になるとネオンがひしめき合って、街角には水商売の女の子たちが看護婦のコスチューム?で客寄せをしてたり、渋谷にいるヤマンバって言うの?あの変な女の子たちのようなものもいる。しかし、それさえもかえってもの悲しかったりする。こと美瑛の街に至っては、写真がないから説明しづらいのだけれど、すべて張りぼてのような安っぽい、その上すべての屋根が色とりどりに尖っている家というか商店が国道沿いを埋め尽くしている。ここまでくるとそれはまるでただの模型のようで人々の暮らしぶりさえ伺い知ることさえ困難で、哀愁どころかただただ情けないだけだったりする。

この雄大な風景だけではどうにもならないことはよく解る。しかしだからといってこれはないんじゃないの?せっかくのこの大きな空と豊かな大地は、どんなにお金を払っても手に入れることが出来ないものなのだから それを自ら壊していくのはかえって自殺行為のような気がする。僕はまだ沖縄の人たちは無意識の中に大きな空を持っているような気がするのだが?
これは決して悪口を言っているわけではなく、札幌生まれのちょっとした原点愛だったりするわけで(言い訳じみてますか?)とにかく歯がゆい思いがする。
がんばれ北海道!!

といったわけで、仕事の合間に北海道に対する思いを新たにしているわけである。今回同行しているADの山田さんとは以前、南仏を旅した仲間である。当然話も弾む。その上彼は大のラーメン好き!(奥さんには止められている模様?)そんなことも手伝って今流行の旭川ラーメンを食べに出かけた。旭川市内からちょっと離れたところに「ラーメン村」というショッピングアーケードの中にあるラーメン屋さんコーナーに行った。恵比寿の「山頭火」もその中にはいっていた。僕たちはその中の「まつ田」というお店に行った。


「まつ田」のしょう油ラーメン

なかなか美味しかった。豚骨の利いたしょうゆ味でその割には以外とあっさりしていて食べやすかった。面白かったのはメニューの中に「いつものやつ」というのがあって、それはおじやのようなご飯に卵が入ったもので、そこに余ったラーメンの汁をかけて食べるというもの。これはある意味絶品で僕は貧乏だった大学時代のラーメンライスを思い出し、ちょっとだけ嬉しくなってしまった。

とにかく撮影も残すはあとワンチャンスである。
最初にも書いたけど、今はまだ商品名を言うことは出来ないが、たばことしては今夏の新製品の中でも主力商品となるようなものなので、かなりの露出量と聞いている。意地で変なものにしたくないので頑張りたいと思っている。
教えてもいいタイミングが来たら、このページでもお知らせしますのでお楽しみに!


美しい雲海と共に訪れる「美瑛」の夜明け


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