Daylight Blue
Daylight Blue
[About Daylight]
光という存在は、目に見えるようでいて見えない不思議な存在
です。それでもぼくは、そんな光の中に存在している温度を、
なんとしても写真の中に定着させたいと、そんな世界をずっと
探し続けていました。そして、とにかく自身にとってのあかる
いところを探している中で、偶然にも奄美と出会いました。す
ると、その土地は眩ゆいばかりの光溢れるところであったのは
もちろんのこと、そこに暮らす人々も含めて、とてもあたたか
いところでした。そして今、奄美で感じたあたたかい光の世界
を、不思議なことに北国の津軽の中でも見つけることが出来ま
した。

[書籍仕様]
名称:Daylight | Blue
発売:2013年8月23日
価格:6,300円 (税込み)
仕様:2冊1組 各68P 320H X 257W mm
言語:英語
ISBN:978-4-86100-894-8
デザイン:丸山 新(&Form)
編集:WOW
制作:WOW, 一原社
発売:BNN新社
出版:WOW


[書籍に関する問い合わせ]
ワウ株式会社
TEL:03-5459-1100
FAX:03-5459-1101
EMAIL:press@w0w.co.jp

Daylight Blue
Daylight Blue
[About Blue]
写真を始めて間もない頃、それがモノクロ写真だったこともあっ
て、具体的に写っているもの以上に、むしろその世界に存在し
た“光の残像” のようなものが映し出されているような印象を受
けました。そして時折、そんな一枚の写真の中に、そこに存在
する色や香りが響き合うすがたと共に、自身の小さな思いのよ
うなものを、偶然にも映し出されることがあります。ぼくは、そん
な自身の日常の未分化な世界の中に、ある種の温度のようなも
のを探し続けていたのかもしれません。そしてそのすがたは抽象的
でもなく、かといって具象的でもない、まるで夢のような世界で
した。
[菅原一剛 プロフィール]
1960年札幌生まれ。
大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業後、早崎治氏に師事。
フランスにて写真家として活動を開始して以来、数多くの個展
を開催。
1996年に撮影監督を務めた映画「青い魚」は、ベルリン国際映画祭
に正式招待作品として上映される。
2004年、フランス国立図書館にパーマネントコレクションとして
収蔵される。
2005年、ニューヨークのPace MacGill Galleryにて開催され
た「Made In The Shade」展にロバート・フランク氏と共に参加。
また同年、アニメ「蟲師」のオープニングディレクターを務めるなど、
従来の写真表現を越え、多岐にわたり活動の領域を広げている。
近年は、光の眩しさを写真にとらえる方法として、湿板写真など
を探求し、写真の古典技法と最新のデジタル技法を組み合わせ
ることで、今までにない新しい写真を作り出している。
2010年、サンディエゴ写真美術館に作品が収蔵される。
2011年、個展「The Bright Forest」Trunk Gallery,Seoul
2012年、個展「Tsugaru」Leica Ginza Photo Salon,Tokyo